マンU行き有力のサンチョ プレミア挑戦したドルトムントOBに英紙注目「香川のような…」
名将ファーガソンに認められ12年には優勝を経験するもモイーズ監督以降で不完全燃焼
ドルトムントのイングランド代表MFジェイドン・サンチョは、欧州のビッグクラブから引く手あまたのなかで、マンチェスター・ユナイテッドが新天地の最有力候補と報じられている。英紙「デイリー・メール」は、過去にドルトムントからプレミアリーグに移籍した選手をリストアップ。MF香川真司(サラゴサ)の出来も改めて査定されている。
マンチェスター・シティの下部組織に所属していたサンチョは、2017年にドルトムントへ移籍。17歳でトップチームの試合に出場すると、一気に才能を開花させた。その翌年にはイングランド代表にも招集されるようになり、ユナイテッド、チェルシー、リバプールのプレミア勢、さらにはバルセロナといったビッグクラブを中心に移籍の噂が報じられるようになった。
最有力と目されるユナイテッドは、最低でも移籍金1億ポンド(約133億円)を用意する必要があるとされるなかで、英紙「デイリー・メール」は「ジェイドン・サンチョはピエール=エメリク・オーバメヤンのようなヒット作か、シンジ・カガワのような失敗作か」と見出しを打ち、過去にドルトムントからプレミアリーグに移籍した選手のイングランドでの活躍を分析している。
最初に登場するのが、2012年6月に名将アレックス・ファーガソンに認められて移籍金1400万ポンド(約18億6000万円)ユナイテッド入りした香川だ。1年目はアジア人選手として初めてプレミアリーグでハットトリックを記録するなどリーグ優勝を経験したが、翌シーズンにデイビッド・モイーズ監督に交代して出番が減少。2014年夏に古巣のドルトムントへ復帰する運びとなった。記事では、期待が大きかった分、失望もあったと評価している。
「日本人MFは契約した時、(韓国代表MF)パク・チソンの成功に続き、オールド・トラッフォードを賑わす最新のアジアスターになるだろうという、大きな期待を背負った。クラブは極東でのブランド力拡大も視野に入れていた。1年目は公式戦26試合で6得点を挙げて比較的ポジティブなシーズンを過ごしたにもかかわらず、結局カガワは上手くいかなかった。2シーズン目は30試合でノーゴール。ドルトムントでは2年間で71試合29得点を記録していただけに、これは期待外れの結果だった。マンチェスターでの不完全燃焼の2シーズン後、彼はドルトムントに戻ることになった」
記事ではその他、2016年に2400万ポンド(約31億9000万円)でシティへ移籍したドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン、同年に2600万ポンド(約34億6000万円)でユナイテッドへ移籍したアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアン(現ASローマ)、2018年に5700万ポンド(約75億8000万円)でアーセナルへ移籍したオーバメヤンらが紹介されている。
果たして、サンチョはイングランドへ凱旋した場合、母国で成功を収められるだろうか。
[ftp_del]
>>【PR】イングランド・プレミアリーグをDAZN(ダゾーン)で見よう!ネットでの視聴方法はこちら!
[/ftp_del]
(FOOTBALL ZONE編集部)