モリソンの転落劇に持論　「守らなければいけない指針から逃れられない」

　さらにルーニーはモリソンの転落劇についても持論を展開している。

「だが、彼はライフスタイルと環境に苦しんでいた。彼にとってそれは悲しいものだった。ポール・ポグバやジェシー・リンガードがやってくるのも見ていたが、ラヴェルは彼らより遥かに優れていた。彼はプロのフットボーラーなら全ての選手が守らなければいけない指針から逃れられないということを証明した」

　ルーニーはモリソンの奔放すぎる性格が仇となったと考えているようだ。それはまさに自身が恩師サー・アレックス・ファーガソン氏から教えられた教訓に通ずるものがあったという。ルーニーは続けてこう話している。

「サー・アレックス・ファーガソンはかつて、人生で最も難しいことは毎日一生懸命に働くことだと言っていた。自分の能力のことは忘れ、全てを取り除くこと。そして毎日一生懸命に働くことができれば、どんな仕事でも成功する」

　ルーニーもその才能を認めたモリソン。一流選手になるだけの資質はあっても、フットボールに真摯に向き合う姿勢が足りなかったようだ。

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