ミランの至宝、16歳の守護神ドンナルンマ データが示す圧倒的なポテンシャルとは
平均失点数はセリエA3番目の少なさ
16歳の守護神が、データ上でもトップクラスの数字を叩き出している。日本代表FW本田圭佑の所属するACミランは、今季の途中から弱冠16歳のGKジャンルイジ・ドンナルンマをレギュラーに抜擢後、上昇気流に乗った。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、その成績が現在セリエAでトップクラスであると報じている。
ドンナルンマがデビューし、ポジションを確保したのは昨年10月25日のリーグ第9節サッスオーロ戦からだ。そこから直近の第24節ウディネーゼ戦を終えた段階で、16試合で喫した失点はわずかに12。1試合あたり0.75点となっている。この数字は同期間で比較すると、現在リーグ14連勝中のユベントスの守護神ジャンルイジ・ブッフォンの7失点と、クラブ新記録の8連勝を記録して首位を走るナポリのGKホセ・マヌエル・レイナの11失点に次ぐリーグ第3位の成績であるとしている。
2月25日に17歳になるドンナルンマは、現在ミランと16万ユーロ(約2080万円)の年俸で契約を結んでいる。ミランはすでに契約延長に動き、代理人のミーノ・ライオラ氏と18歳の誕生日になる前に年俸100万ユーロ(約1億3000万円)での5年契約を結ぶことを計画しているという。この若き才能にはルイス・ファン・ハール監督が指揮を執るマンチェスター・ユナイテッドも興味を示しているとしているが、ミランは全力を挙げて流出を阻止する構えだとしている。
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