「チョンブリの笑撃」 名古屋DF千葉、衝撃グッズ商品化の舞台裏「1枚の写真を…」
オランダへ渡る20歳の千葉をプリントしたTシャツに続き、ステッカーとキーホルダーも商品化
名古屋グランパスの元日本代表DF千葉和彦は、Jリーガーになる前に単身海を渡り、オランダでアマチュア契約を結んでプレーした。当時20歳の「独自のファッション」姿の写真をプリントした特製Tシャツ、ステッカー、キーホルダーの販売が決まったが、“仕掛け人”である同僚DF太田宏介とともに商品化に至った舞台裏を明かしている。
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きっかけは元日本代表DF太田が、今年1月28日に「独占入手」と題してインスタグラムに投稿した一枚の写真だった。
「当時20歳、オランダへ渡る千葉和彦選手の画像を独占入手しました。ご覧ください」
若かりし頃の千葉が、単身オランダへ渡る際の“衝撃写真”。ハッシュタグで「#独自のファッションセンス」「#襟付きシャツの重ね着」「#板前寄りの風貌」「#顔四角い系男子」「#メガネのフレームよりも太い眉毛」と千葉の様子を描写し、浦和レッズDF槙野智章も「なんだこれ。笑」と反応するなど大きな反響を呼んでいた。
そのなかで千葉は4月26日、この写真がプリントされた特製Tシャツ、通称「千葉T」がクラブのオフィシャルWEBショップで販売開始となることを発表。自らがモデルとなった着用イメージ写真でアピールしていた。
5月2日には、さらにステッカーとキーホルダーが商品ラインナップに加わることを発表。同じ1985年生まれで、アルビレックス新潟に所属していた2011年に同僚だったDF石川直樹(北海道コンサドーレ札幌)が、「キーホルダー買います。カバンに付けてメンタル鍛えようと思います」と購入宣言するなど注目を集めた。
そのなかで、太田がツイッターに「ついにグッズ化笑 『グッズ化したら面白いね〜』なんて話していたら…実現した。有言実行の男」と投稿。千葉もすぐさまこれに呼応した。
「すべてはタイキャンプ。チョンブリのホテルのカフェで、1枚の写真を宏介に見せたあの瞬間から始まってたんだなぁ #ドーハの悲劇 #マイアミの奇跡 #チョンブリの笑劇」
日本サッカー界における大きな出来事であるドーハの悲劇(1993年)、マイアミの奇跡(1996年)と同列で、「チョンブリの笑撃」と命名しているところはJリーグでも指折りのムードメーカーである千葉らしい。今後「20歳の千葉」ブームに火が付くかもしれない。