豪華絢爛な3トップ

　前線の3人は豪華の顔ぶれが揃った。PSGのアルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシも、今季限りで契約満了となる。すでにインテル、チェルシーや中国のクラブも30歳のストライカー獲得に動いており、「エル・ポチョ（稲妻）」の愛称で知られるアタッカーは移籍市場の超人気銘柄となっている。

　アトレチコ・マドリードの元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは、6日に行われたエイバル戦でクラブ通算100ゴールを決めた。ミランから1年半の期限付き移籍で加入した「エル・ニーニョ（神の子）」は、今もサポーターから絶大な人気を誇るが、クラブが契約延長を提示するかは微妙だ。

　そして最後は、11人のなかで最大のビッグネームと言えるイブラヒモビッチだ。今季のリーグ戦で21ゴールを挙げるなど、34歳のカリスマの実力は健在。米MLS、アーセナル、ミランなどが獲得に乗り出していると報じられている。PSGのローラン・ブラン監督は、エースの去就問題に対し「リラックスしている」と語っている。

　契約期間が6カ月を切った選手は、他のクラブと自由に交渉できる。クラブにとってフリーエージェントは、移籍金をかけずに戦力を強化できるチャンスでもある。インテルと契約延長交渉を進めているDF長友佑都はベストイレブンに選出されなかったが、今夏に契約満了となる豪華な11人が、来季どこでプレーするのか注目が集まる。

　ベストイレブンは以下の通り(所属クラブ／国籍)。

GK

ヴォイチェフ・シュチェスニー（ローマ／ポーランド）

DF

グレゴリー・ファン・デル・ヴィール（PSG／オランダ）

ジョン・テリー（チェルシー／イングランド）

ジョエル・マティプ（シャルケ／カメルーン）

パトリス・エブラ（ユベントス／フランス）

MF

ソフィアン・フェグリ（バレンシア／アルジェリア）

リッカルド・モントリーボ（ACミラン／イタリア）

エベル・バネガ（セビージャ／アルゼンチン）

FW

ズラタン・イブラヒモビッチ（PSG／スウェーデン）

フェルナンド・トーレス（A・マドリード／スペイン）

エセキエル・ラベッシ（PSG／アルゼンチン）

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images