“貴公子”ベッカム、マンU黄金時代の勇姿にファン熱狂 「伝説的スター」「恋しい」

マンチェスター・ユナイテッド時代のデイビッド・ベッカム【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッド時代のデイビッド・ベッカム【写真:Getty Images】

2日に45歳の誕生日、マンU公式SNSが祝福の動画や写真を一斉に公開

 イングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドは、2012-13シーズンを最後にプレミアリーグ制覇から遠ざかっている。名将アレックス・ファーガソンの27年に及ぶ長期政権とともに“黄金時代”が幕を閉じた格好となっているが、その中でも特に“赤い悪魔”が輝きを放った1990年代中盤から2000年代初頭にかけて、チームの“顔”となっていたのが元イングランド代表MFデイビッド・ベッカムだ。2日に45歳の誕生日を迎えると、クラブ公式SNSはプレー動画や写真を公開して祝福。ファンも「象徴的で伝説的なスター」「FKスペシャリスト」など、下部組織から育った英雄にメッセージを送っている。

 ベッカムは1992年にトップデビュー。世代交代を推し進めるチームのなかで徐々に出場機会をつかむと、95-96シーズンにリーグ戦33試合7得点と飛躍を遂げ、同じく生え抜きの元ウェールズ代表FWライアン・ギグス、元イングランド代表MFポール・スコールズ、同DFギャリー・ネビルらとともにチームの主軸となった。96-97シーズンに1年間、背番号10のユニフォームを着用すると、翌年には元フランス代表FWエリック・カントナの現役引退を受けて、伝統の背番号7を継承。6シーズンにわたって着用し、プレミアリーグ優勝6回、98-99シーズンにはFAカップ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)との三冠を達成するなど、ユナイテッドの黄金時代を築いた。

 端正なルックスで“貴公子”とも称されたベッカムの人気は、2003年の退団から約17年が経過しても絶大なようだ。2日に45歳の誕生日を迎えると、ユナイテッド公式インスタグラムとツイッターでは正確無比なFKの動画や、若き日から年々ヘアスタイルが変わっていく様子をまとめたフォトギャラリーを次々と公開。ファンも返信欄で「プリンス!!」「このチームが恋しい」「クール」「絶対的なレジェンド」「FKスペシャリスト」「今まで見た中で最高のクロッサー」「“92年組”黄金時代の偉大な1人」「象徴的で伝説的なスター」など、ベッカムへの賛辞や当時のチームを懐かしむ声を寄せていた。

 日本でも2002年の日韓ワールドカップを機に、爆発的な人気を巻き起こしたベッカム。圧倒的なスター性は、ピッチを離れた今も衰えていないようだ。

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