中国の“爆買い”は払い過ぎ!? 冬の移籍「過払い金トップ10」をスイスの調査機関が発表

広州恒大が獲得したマルティネスの移籍金は、衝撃の32億円オーバー

 今冬の移籍市場を席巻したチャイナマネーは、欧州で活躍する数々のトッププレイヤーの心を虜にしたが、中国のクラブが支払った巨額な移籍金の多くが過払い状態であることが明らかになった。スイスのフットボール専門調査機関「CIES」がレポートを公開している。

 同機関は2010年からの1500件以上の移籍における移籍金と、移籍前の選手のパフォーマンスを分析した独自のアルゴリズムを用いて、数値を出している。

 1月の移籍市場での「払い過ぎトップ10」には、中国クラブの爆買いが3人ランクインした。

 不名誉な過払い金トップは、アトレチコ・マドリードから広州恒大に移籍したコロンビア代表FWジャクソン・マルティネス。4200万ユーロ(約55億円)で移籍したが、同機関が算出した適正価格は1820万ユーロ(約24億円)。実に31億円も払い過ぎだったと分析されており、アトレチコが移籍市場で抜群の立ち回りを見せたことが浮き彫りになっている。

 2位も”爆買い”の一人で、チェルシーから江蘇蘇寧に2800万ユーロ(約36億円)で移籍したブラジル代表MFラミレス。実際の評価額よりも1080万ユーロ(約14億円)の払い過ぎと指摘されている。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング