バルサMFラキティッチ、コロナ禍での選手の“役割”に持論 「リスクを取る立場でありたい」
「100パーセントの安全はない」として、プレーで社会に“恩返し”することを強調
バルセロナのクロアチア代表MFイバン・ラキティッチが、現在の新型コロナウイルスの感染拡大により公式戦がストップしている現状に対し、社会的な役割から「リスクを取る立場でありたい」と話している。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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スペインでは公式戦がストップしているなかで、新型コロナウイルスは感染拡大の一途をたどった。隣国イタリアに次いで感染の厳しい地域になりつつある時期も過ごし、決して楽観できる状況にはない。
その現状に対してラキティッチは「新型コロナウイルスとの戦いに勝利するためには団結しなければならない」としたうえで、サッカー選手が社会に果たす役割をこう話した。
「サッカーは多くのお金を動かし、多くの人々にとって人生の重要な部分を占める。プレーに戻ることで家にいる人々を楽しませ、少しはストレス解消を助けることができるだろう。社会のルールは尊重されるべきだが、100パーセントの安全はない。スーパーマーケットで働く人と同じくサッカー選手もリスクを背負う。彼らはそのリスクを取って働いてくれているが、僕もそのリスクを取る立場でありたい」
さらにラキティッチは、「僕たちサッカー選手は、社会に債務を負っている。今はそれを返済すべき時だ。なぜなら、シーズンチケットを買ってくれた人々やテレビで試合を見てくれる人たちのおかげで僕たちは快適な生活をしているわけだから」と、こうした状況だからこそプレーを再開することが社会への恩返しになるという考えを示した。
いずれにせよ、プレーが再開するタイミングでは無観客試合が前提になるだろう。クロアチア生まれのプレーメーカーは、娯楽の提供という観点からサッカー選手が社会に果たすべき役割があるという考えを話している。
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(FOOTBALL ZONE編集部)