高校サッカーやJクラブユース効果、日本の“若手育成力”を海外称賛 「アジアをリード」

今年の高校サッカー選手権、決勝の一コマ【写真:Noriko NAGANO】
今年の高校サッカー選手権、決勝の一コマ【写真:Noriko NAGANO】

日本で長年指導するバイヤー氏 「非常にコーチングしやすい」

 日本から様々な選手が飛び立ち、海外のトップリーグで活躍している。日本の“若手育成力”に注目を寄せるオーストラリアのサッカー情報サイト「The World Game」は「若者育成に関して、日本がアジアをリードしていることは間違いない」と称賛している。

 記事では「アジアの若者育成、日本がリード」と見出しを打って特集。「若者育成に関して、日本がアジアをリードしていることは間違いない。日本のシステムを知らない人でも、今世紀の日本の躍進と、世界最大かつ最高のリーグで活躍する輩出選手の量と質の高さを見ることができるはずだ」と続けている。

 リバプールFW南野拓実、ブレーメンFW大迫勇也、エイバルMF乾貴士をはじめ、日本で成長を遂げて海外に活躍の場を移した選手は枚挙に暇がない。日本で現役生活を終え、そのまま長年指導して日本サッカーの発展に貢献してきたトム・バイヤー氏が取材に応じ、「日本の選手たちは学ぶことに熱心で、非常にコーチングしやすい。サッカーは非常によく組織化されており、競争も激しい」と語る。

「ほとんどのJリーグチームは11歳から選手のセレクションを始めている。U-12、U-15、U-18と3カテゴリーがある。最終的な目標は、アカデミーから少なくとも1人か2人の選手とトップチーム契約することだ」

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