バルセロナ、コウチーニョ復帰“躊躇”の理由は? リバプールへの“支払い条項”を現地指摘
バルセロナは2000万ユーロ(約23億円)の支出を躊躇か「76試合を消化しており…」
バルセロナからバイエルン・ミュンヘンに期限付き移籍中のブラジル代表MFコウチーニョは、今季終了後の去就が不透明となっている。バルセロナがコウチーニョのレンタルバックを躊躇する理由について、スペイン紙「マルカ」が報じている。
バルセロナは2018年1月に1億2000万ユーロ(現在のレートで約140億円)でリバプールからコウチーニョを獲得。さらに、25試合をプレーして500万ユーロ(約6億円)、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場で1000万ユーロ(約12億円)が加算され、現時点で総額1億3500万ユーロ(約158億円)を支払っている。
鳴り物入りでバルセロナに加入したコウチーニョだが、期待されたほどのパフォーマンスを披露することができず、2019年8月にバイエルンへと期限付き移籍した。主力として活躍したものの、買取オプションは行使されない方針だと伝えられていた。
今夏にバイエルンとの契約が満了を迎え、バルセロナへと復帰する予定となっているが、バルセロナ側もコウチーニョの復帰に難色を示しており、今季終了後の去就は完全に不透明な状況にある。現在は主にチェルシーへの移籍の噂などが取り沙汰されている状況だ。
記事では、バルセロナがコウチーニョ復帰を躊躇する理由に言及。「バルセロナで76試合を消化しており、出場が100試合に到達した際は、リバプールにさらに2000万ユーロ(約23億円)を支払う条項となっている」と説明し、残り24試合で支払額が増加することを指摘している。
さらにCL優勝を達成した場合は追加で500万ユーロ(約6億円)をリバプールに支払う必要が出てくるという。バルセロナ側はこれ以上支出が膨れ上がるのを防ぐためにも、早期の売却を望んでいるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)