新天地ローマで輝きを取り戻した”ミランの至宝” 「良い居場所を見つけられた」

3試合で2得点1アシスト ローマで最高のスタートを切ったエル・シャラウィ

 新たなサッカー人生は上々のスタートとなっている。今冬の移籍市場で、ローマに活躍の場を移したイタリア代表FWステファン・エル・シャラウィは、加入後の3試合ですでに2得点1アシストの活躍を見せている。エジプト人の血を引き、王の意味を持つ”ファラオーネ”の愛称を持つアタッカーは、イタリアの衛星放送局「スポーツ・メディアセット」のインタビューに応じ、現状を語っている。

「僕の人生はこの1カ月で変わったね。ただ、自画自賛はしたくないんだ。何しろ、始まりにしか過ぎないのだから。もちろん、こういう形でスタートが切れたことは嬉しく思っているよ。2つのゴールと1つのアシストは、僕の良い部分を見せられたと思っている。ただ、称賛する必要はないんだ。この長い道のりを歩み続けなければいけないし、ハードワークが必要なことも理解している。僕らはこれを続けていかなくてはいけないんだ」

 今季の開幕時に日本代表FW本田圭佑が所属するACミランからモナコに期限付き移籍したエル・シャラウィには、25試合の公式戦出場で買い取り義務が発生するというオプションが付けられていた。しかし、モナコは24試合に出場させた段階で買い取りを拒否。ミランに“返品”するという厳しい判断を下した。ミランもアタッカー陣が飽和状態だったこともあり、冬の移籍市場で新たな買い手が探され、買い取りオプション付きの期限付き移籍でローマに渡っていた。

 そして、ローマでのデビュー戦となった1月30日のフロジノーネ戦では、左サイドからのクロスにヒールキックで合わせる技ありゴールでデビュー戦を飾った。続くサッスオーロ戦でもゴールを決め、さらにサンプドリア戦ではアシストと、エル・シャラウィは3試合続けてゴールに絡む活躍を見せている。

 

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