アーセナルの英雄が失速する古巣の精神面の弱さに苦言 「目を覚ませ!」

前半戦首位も2016年に入り失速 伝説のFWアンリ氏が檄を飛ばす

 アーセナルの偉大なレジェンドであるティエリ・アンリ氏が、12シーズンぶりのプレリアリーグ制覇に向けて前半戦を首位で折り返しながら、2016年に突入後、不甲斐ない戦いを続けるガナーズの後輩たちのメンタリティーに疑問符を投げかけた。英衛星放送「スカイ・スポーツ」の番組内で語ったもの。

「チェルシーがつまずき、マンチェスター・シティもつまずいて、今季のアーセナルは楽にシーズンを送ることができると考えていたとしても、そんなことは起きなかった。私はそういった考え方に疑問符を投げかける。(1月24日の)チェルシー戦では得点を挙げることができずに負けている(0-1)。あのような試合は勝たなくてはいけない」

 ライバルたちの不振を考える必要はなく、リーグ制覇を果たすために目の前の一つひとつの試合を勝ち切ることが重要だと、アンリ氏は強調している。

 クラブの英雄がこうした危惧を口にするのは、アーセナルがリーグ首位で2016年を迎えながら、その後急失速をしているためだ。1月2日のニューカッスル戦こそ1-0と勝利したものの、13日のリバプール戦を終了間際の失点で3-3のドローで終えると、そこからガナーズはゴールと勝利から見放されてしまう。17日のストーク戦から2月2日のサウサンプトン戦まで、3試合連続の無得点。7日のボーンマス戦でリーグ戦では約1カ月ぶりの勝利(2-0)を収めたが、今年に入ってから2勝3分1敗で順位も3位に落としている。

 

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