「日本から生活必需品を提供」 Jリーグ得点王、「これが僕にできること」を母国称賛
横浜FMのFWマルコス・ジュニオール、故郷と古巣に感謝を込めて物資配付
横浜F・マリノスのブラジル人FWマルコス・ジュニオールが、故郷と古巣クラブに生活必需品を寄付した。「日本から170個の生活必需品セットを提供」とブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」が称賛している。
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27歳のマルコス・ジュニオールは、フルミネンセの下部組織からトップチームに昇格。2019年に横浜FMに加入すると、リーグ戦33試合で15ゴールと活躍してチームの優勝に貢献し、さらに得点王とベストイレブンをダブル受賞した。
来日2年目を迎えるなか、Jリーグ王者をけん引するアタッカーの行為に母国メディアが注目。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は、「マルコス・ジュニオールが、日本から170の生活必需品セットを故郷とフルミネンセへ提供」と報じた。
記事では「元フルミネンセのストライカーは、横浜FMでトップスコアラーとなり、国内王者となった。しかし、彼は自分のルーツを忘れない。ブラジルでのパンデミックを気にしていた彼は、出身地であるガマと、彼を成長させたクラブの従業員に170個の生活必需品セットを配布した」と称えている。日本に滞在するマルコス・ジュニオールが購入し、現地でいとこや叔父などが車で回り、物資を配付したという。
マルコス・ジュニオールは、新型コロナウイルスが猛威を振るう世界情勢に触れ、「僕たちは悲しい瞬間に生きていて、それがなんであれ助けが必要だ」と力説。さらに「多くの人が、男として選手としての僕の成長を見守り、助けてくれた。これが僕にできる最低限のことだ。遠く離れていても、ブラジルで起こっていることを常に追いかけている。とても悲しいことだ。なんらかの方法で手助けができればいいと思っている」と語っている。
マルコス・ジュニオールの様々な思いが込められた寄付は、“日本からの援助”として現地でも注目を集めているようだ。