アーセナルが未来への”大型補強”に成功! 躍進レスターの敏腕スカウトを引き抜く
育成路線を貫くアーセナルにとっては…
そんな凄腕のスカウトを、育成、発掘路線でイングランド屈指の強豪にのし上がったアーセナルが、放っておくわけがなかった。オイルマネーやチャイナマネーが唸りを上げ、スーパースターの獲得には巨額のオファーが必要となっている現在のフットボール界で、人件費抑制とチーム強化を同時に果たすためには、クラブが優れたスカウティング力を有するしかない。
現在のレスターは、そんな理想を実現しているクラブだ。前述の2人以外にも、かつて5部リーグでプレーしていたFWジェイミー・ヴァーディを、イングランドを代表するストライカーへと育て上げ、マインツから獲得した日本代表FW岡崎慎司も持ち味を十二分に発揮してチームの躍進に貢献している。
強豪クラブのなかで育成路線を貫くガナーズは、リグルワース氏と契約をしたことで、金の卵を産むガチョウを手に入れたと言えるのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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