久保建英は「唯一特筆すべき売却」 バルサ地元紙、シーズン後の完全移籍の可能性指摘
13人がシーズン終了後にレンタルバック対象となるなか、久保の来季所属は?
マジョルカの日本代表MF久保建英は、世界最高峰リーグと言われるリーガ・エスパニョーラ挑戦1年目で24試合に出場して3得点という結果を残している。レンタル期間は今季限りで満了となり、保有権を持つレアル・マドリードへの復帰を含めて去就が注目されるなか、バルセロナに拠点を置く地元紙は“完全移籍”の可能性も指摘している。
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2019年夏にFC東京から名門レアルに完全移籍した久保は、シーズン開幕直後にマジョルカへの1年間のレンタル移籍が決定。昨年11月10日のリーガ第13節ビジャレアル戦(3-1)でスペイン初ゴールを挙げると、一度はベンチ要員に降格するも再びスタメンの座をつかみ、ここまでリーグ戦24試合で3得点をマークしている。
先日、スペイン紙「AS」で表紙を飾った際のインタビューでは、「すべては僕次第で、マドリードで居場所をつかむだろう」とレアル復帰に意欲を見せていた。マジョルカへのレンタル期間は1年間で、シーズン終了後には一旦レアルへ戻ることが基本線となる。
そのなかで、かつて下部組織に所属していたバルセロナな拠点を置くスペイン地元紙「La Vanguardia」は、現在レアルからレンタルに出ている選手に注目している。記事によれば、今季25人が登録されているトップチームに対し、レンタルバック対象は計13人。レアル・ソシエダのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールやアーセナルのスペイン代表MFダニ・セバージョスらが紹介されるなか、久保についても言及している。
「残りのレンタル選手は、クラブ・メレンゲ(レアル)が取り戻すのを計画するほどそれぞれの長所を十分に示しておらず、改めてレンタルか正式移籍することになるだろう。唯一特筆すべき売却は、プレシーズンでファンを魅了し、マジョルカでそのポテンシャルを示してきているタケ・クボだ。しかし、18歳の日本の若きトップ下選手は外国人枠を占め、まだこの先長いキャリアがあるためマドリードで中期的な視野で待っている」
記事では、久保が完全移籍する可能性を示唆しつつも、まだ18歳だけにレアルとしては長いスパンで構想に入れている、とも見立てている。果たして、来季久保はどのクラブのユニフォームを着てプレーすることになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)