“FKキッカー本田”の覚醒を待ち望むミラン番記者 「もっと蹴ってほしい」

ミランでのFK弾は昨年9月の一度のみ

 後半30、32分と立て続けに訪れたFKのチャンスで、本田は同僚マリオ・バロテッリに譲った。2014年1月の加入以来、本田はミランで一度しか直接FKからゴールを決めていない。一昨年10月のキエーボ戦で記録してから、その左足は鳴りを潜めている。

 ミランを率いるシニシャ・ミハイロビッチ監督は、世界屈指のFKのスペシャリストだったことで知られている。セルビア代表の名手は、ラツィオに在籍していた1998-99シーズンにFKでハットトリックを達成。スピード、変化、精度ともに超一流だった。

 ミランのキッカーは、この日欠場したイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが務めることが多いが、バロテッリはグロインペイン症候群で長期離脱する前の昨年9月23日の第5節ウディネーゼ戦で決めていた。バロテッリがミハイロビッチ監督にキッカー役として指名されているのかもしれないが、本田の眠れる左足の覚醒を期待する声が上がっていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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