UEFA、加盟55協会にリーグ戦再開・中断の決断を要請 デッドラインは5月25日に設定
1カ月後までに再開プランを決定するように通達 EURO開催地にも参加意思を確認
欧州サッカー連盟(UEFA)は加盟55協会に対し、新型コロナウイルスの影響で中断を余儀なくされている各国リーグ戦について、5月25日までに再開か中断かを決断するように通達した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」などが報じている。
欧州では現在ベラルーシを除くすべての国でリーグ戦が中断。国内での新型コロナウイルスの感染状況によってリーグ戦再開に向けた動きは異なるが、UEFAはあくまでシーズン完了を優先とする方針を定めている。23日には国内リーグは7月31日までに完了させ、8月中にUEFAチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグを終了させるプランがUEFAから発表された。
UEFAは各協会に対し、新たなガイドラインを交付。「各国協会およびリーグは2020年5月25日までに国内大会の再開予定日、関連する競技形式を含む再開のプランを伝える立場にある」として、約1カ月後までに正式な再開プランを決定するように通達した。
また、オランダでは政府が9月までスポーツイベントの開催を禁止としたため、エールディビジは事実上打ち切りが決定。このような特別なケースについても、同様に5月25日までに早期終了を正当とする特別な状況について説明するように要請した。政府の決定、または“長期的な財政の安定”を危険にさらす可能性がある場合はシーズンの打ち切りを認める方針だという。
さらに1年間の延期が決まった欧州選手権(EURO)2020では、開催地となっていた12の都市(アムステルダム、バクー、ビルバオ、ブカレスト、ブダペスト、コペンハーゲン、ダブリン、グラスゴー、ロンドン、ミュンヘン、ローマ、サンクトペテルブルク)に対し、木曜日(4月30日)までに参加を確認するように求めているという。新たな日程は未定だが、UEFAは開催地については変更しない方針をすでに発表していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)