本田圭佑のJ初ゴールに再脚光 15年前の“股抜き→ニアぶち抜き”弾は伝説の「原点」
15年前の4月28日の東京V戦で自慢の左足が火を噴き、リーグ戦8試合目で初ゴールを記録
ブラジル1部ボタフォゴの元日本代表MF本田圭佑は、史上初めて5大陸(アジア、ヨーロッパ、北米、オセアニア、南米)のクラブでゴールを決めたプロサッカー選手として名を刻むなど、独自の道を進んでいる。その「原点」とも言えるのが、プロキャリアをスタートさせた名古屋グランパスエイト(当時)でのJリーグ初ゴールだ。2005年4月28日の記念すべき日からちょうど15年、データ分析会社「オプタ」が改めてスポットライトを当てている。
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2005年にJ1名古屋に入団した本田は、開幕スタメンでJデビューを飾ると定位置を獲得。7試合連続出場で迎えた4月28日のリーグ第8節東京ヴェルディ戦(5-4)で、その瞬間は訪れた。
前半9分に先制を許して迎えた同15分、右サイドを抜け出した本田はゴールライン際でDF李康珍と対峙。相手が足を出してきたところで股を抜いてペナルティーエリア内に侵入すると、強烈な左足シュートでGK高木義成が立ちはだかるニアをぶち抜き、ゴールネットを揺らした。18歳の本田は両手で天を指差して喜びを表わし、背番号24を中心に瞬く間に歓喜の輪が広がった。
データ分析会社「オプタ」は、公式ツイッターで「2005年の今日、本田圭佑がJ1での初ゴールを記録(第8節:名古屋 5-4 東京V、当時18歳10カ月15日)」と取り上げ、「原点」と記した。
本田はその後、オランダ、ロシア、イタリア、メキシコ、オーストラリア、ブラジルと海外を渡り歩き、今年3月15日に行われたリオデジャネイロ州選手権バングー・アトレティコ・クルーベ戦(1-1)でPKを決め、史上初めて5大陸でゴールを決めたプロサッカー選手になった。
出場を目指していた東京五輪は新型コロナウイルスの影響で1年延期となったが、日本が誇るカリスマレフティーの飽くなき挑戦はどこまでも続く。