韓国代表FW、プレミア史上最高ゴールに選出 伝説弾超え…7人抜き&70m独走弾が堂々1位
ソン・フンミンの一撃がファン投票で得票率26%を獲得
1992年からスタートした英プレミアリーグ。28年間の歴史の中でファンが選ぶ“史上最高”のゴールは一体誰のものだろうか。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」による投票企画を実施し、トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンが昨年12月に決めた一撃が堂々トップに選ばれた。
同局に寄るピックアップから、最終候補に残った16ゴールでファン投票が行われ、最終的なトップ5が紹介されている。
得票率26パーセントと全体の4分の1以上の支持を集めたのが、韓国代表ストライカーFWソン・フンミンが2019年12月7日のバーンリー戦(5-0)で決めた一撃だった。
2-0で迎えた前半32分のことだった。自陣左サイドのペナルティーエリア手前でクリアボールを拾うと周囲の状況を見ながらドリブルを開始。後方から相手2人が距離を詰めてくるなか、韓国代表のエースは徐々にスピードアップしていく。ハーフウェーラインに差しかかった段階で、前方にバーンリーの選手が2人構え、後方から3選手が迫るなか、ソン・フンミンは右斜め前方に大きく蹴り出してこの包囲網を突破。快足を飛ばして敵陣に侵入すると、バーンリーDFエリック・ピーテルスのタックルも華麗にかわして相手最終ラインを攻略し、最後はGKとの1対1を冷静に制した。この7人抜き&70メートル独走ドリブル弾は衝撃を与えた。
2位は元マンチェスター・ユナイテッドのFWウェイン・ルーニー(現ダービー・カウンティ)が2011年2月のマンチェスター・ダービー(対マンチェスター・シティ)で決めた伝説のオーバヘッド弾で、得票率は13パーセント。続く3位はリバプール時代のウルグアイ代表FWルイス・スアレス(現バルセロナ)が2012年12月4日のニューカッスル戦で決めが胸トラップからのコントロールシュートで、8パーセントだった。
5位タイには得票率6パーセントで2012年5月のチェルシー戦でニューカッスルFWパピス・シセ(現アランヤスポル)が決めた鋭い弾道のミドルシュートと、2000年3月のウィンブルドン戦でウェストハムのFWパオロ・ディ・カーニオ氏(引退)が決めたジャンピングボレーの2つが選出された。