ドルトムントCEO、コロナ禍によるブンデス崩壊を懸念 「リーガはすべて潰れ…」
ヴァッケCEOは経済的な打撃により、ブンデスリーガ自体の存続に危機感
ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァッケCEOは、新型コロナウイルスの影響で中断しているブンデスリーガの早急な再開の必要性を主張。このまま数カ月間も中断が続けば、リーグがつぶれてしまうと危機感を募らせている。英紙「デイリー・メール」が報じた。
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ブンデスリーガの1部と2部は、現時点で少なくとも4月30日までの中断が決まっている。再開時期は未定だがリーグは1部と2部の全36クラブとビデオ会議を行い、5月中に無観客試合でのリーグ戦再開を視野に準備を進めている。
ドイツではすでに新型コロナウイルスによる死者が5900人を超えるなど、甚大な被害が出ている。しかし、ドルトムントのヴァッケCEOは衛星放送「スカイ・スポーツ」に対し、感染対策を徹底し、管理された状況下であればリーグ戦を再開すべきと主張。中断期間がさらに数カ月間続けば経済的な打撃はより深刻となり、リーグそのものの存続に関わると危険性を指摘している。
「もし今後数カ月間プレーしなければ、ブンデスリーガはすべて潰れ、我々が知っているリーグではなくなってしまう」
危機感を募らせるヴァッケCEOは、「我々は再開に向けてできることはすべてやっている」とリーグ戦の再開に向けて全力を挙げて取り組んでいることも強調している。
「フットボールは社会的に価値のある役割を担うことができるが、それが問題ではない。フットボールだけが特別扱いされていると言われないように、あらゆることをしていかなければならない」
今季のブンデスリーガは第25節の途中まで進んだところで中断(フランクフルトとブレーメンが1試合未消化)。残り9~10試合を残した状況からシーズンを再開し、全日程を完了することはできるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)