イニエスタ、トーレスへ引退労う“秘蔵”抱擁シーンに反響 神戸が公開「お宝映像」
神戸が「今日のお宝映像」と題してトーレスの引退試合でかわされた抱擁シーンを公開
J1ヴィッセル神戸が27日、公式インスタグラムを更新した。新型コロナウイルスの影響を受けて「お宝映像」を日々公開している神戸はこの日、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタと昨季までサガン鳥栖に所属していた元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスの2ショット動画を投稿。昨年8月23日に行われたトーレスの引退試合となった第24節鳥栖対神戸(1-6)でかわされた熱いハグシーンに反響が集まっている。
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プライベートでも親友同士であることで知られるイニエスタとトーレスは、1984年生まれの同い年。少年時代からともに年代別代表に選出され、トップチームでも主力となり、スペインの黄金期を築いた。そして、同時期にリーガ・エスパニョーラを離れることになると、同時期にJリーグへと加入。スペインの英雄2人で、Jリーグの世界的注目度を高めた。
アトレティコ・マドリードでトップデビューを果たしたトーレスは、19歳でキャプテンを任されると、類稀なゴール嗅覚から“エル・ニーニョ”(神の子)の異名をとった。その後、2007年にリバプールへ移籍するとゴールを量産し世界的ストライカーへと飛躍。チェルシーではスランプに陥るも、ACミランを経て古巣アトレティコへと復帰した。そして、18年夏に鳥栖へ加入。昨季は度重なる負傷離脱やルイス・カレーラス監督の解任もあり、シーズン半ばで引退を決断した。そして、自身の引退試合に親友イニエスタが所属する神戸戦を選んだ。
神戸はこの日、「今日のお宝映像はトーレス選手の引退試合から!」と題して、イニエスタとトーレスのコンビの動画を公開。「キックオフ前のイニエスタ選手との挨拶シーンです」とし、昨年8月23日に行われた一戦で、キャプテンマークを巻いた2人の姿を投稿した。2人はコイントスの際に、肩を抱き合い写真撮影に応じてから抱擁。試合前から熱い友情を感じさせた。
コメント欄では「美しい友情」「JLで1番感動したシーン」「こういう光景、また観たい」「ステキ」とファンが反応。Jリーグ史に名を刻む英雄コンビ“最後”の共演シーンは、いつまでも人々の心に残り続けることだろう。