“ご意見番”カッサーノ、サッカー界の現状に辛辣意見 「余計な奴がたくさんいる」

トッティやバッジョら功労者が然るべきポストにいないことを憂慮
現在、イタリアサッカー界でご意見番の地位を確立しつつあるアントニオ・カッサーノ氏が、現役時代に“重戦車”の異名もとった元イタリア代表クリスティアン・ヴィエリ氏のインスタグラムライブに登場。そして「サッカー界には余計な奴がたくさんいる」と、歯に衣着せぬ言葉を放った。
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カッサーノは現役時代には問題行動の絶えないお騒がせキャラだったが、引退後は忌憚のない意見を述べることが好評だ。そのうえで、思慮深さを感じさせるコメントが増えたことで、サッカーファンの信頼を勝ち取っている。
そのカッサーノは、現在のサッカー界の問題について、イタリア代表を長年支えて引退したフランチェスコ・トッティ氏やロベルト・バッジョ氏がその仕事についていないことに言及した。
「世界中のサッカーを見ていれば、そこにいることがふさわしい人間よりも余計な奴のほうがたくさんいる。そのおかげでトッティやバッジョに居場所がない。中には、クラブのディレクター職にサッカーを理解していない奴すらいる。自分としては喜んで戻りたいが、責任も負うつもりだ。高い給料などいらないから、責任のある立場で、やったことに対しての評価を受けたい」
もちろん、現在のサッカー界にはビジネス的な側面も大きくなっているし、指導者が必ずしも元選手でないことは増えてきた。一方で、サッカーにとって不利益な人間が多いことで、本来ならサッカー界に貢献するべき人間がその立場にないことをカッサーノは指摘している。
以前にもクラブのディレクター職に就きたいという希望を話していたカッサーノ。彼に責任ある立場を与えるオーナーの登場が期待されている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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