3連勝を逃したミラン、ウディネーゼ戦で痛恨のドロー 本田はフル出場も得点に絡めず

あと一歩及ばず、手痛い足踏み

 シニシャ・ミハイロビッチ監督は後半からMFクツカに代えてFWマリオ・バロテッリを投入。2トップの一角だったFWエムベイエ・ニアングを左サイドハーフに回した。すると同3分、自陣ゴール前に攻め込まれた展開をGKドンナルンマのファインセーブでしのぐと、そこからカウンターを発動。FWカルロス・バッカのスルーパスに走り込んだニアングが決め、1-1の同点に追いついた。

 勝ち点3が欲しいミランは、MFに移ったニアングに代えてMFケビン・プリンス・ボアテングを投入。攻撃の圧力を高めていった。本田は右サイドでタメを作り、中央でフリーになる場面が多かったMFリッカルド・モントリーボとMFアンドレア・ベルトラッチに前方が開いた状態でボールを渡したが、そこからの攻撃には精度を欠いた。惜しいクロスも供給したが、最後のところでウディネーゼの最終ラインにはじき返されてしまった。

 ミランが最も勝ち越しゴールに迫ったのは同37分。ペナルティーエリア内でこぼれ球を拾ったMFベルトラッチが横にドリブルして相手をかわして右足でシュート。ボールはクロスバーに当たり、さらに相手GKにも当たってゴールライン上にこぼれたが、インゴールとなる前にGKがセーブして得点には至らなかった。結局、試合はこのまま1-1で終了した。

 上位を争うフィオレンティーナとインテルが引き分けていたため、勝ち点3が欲しいところだったが、ホームで痛恨のドローとなってしまった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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