インテル長友、最下位の伏兵相手にドロー 地元メディアは平均採点も、辛口寸評並ぶ

「プレーに疑問点も」

 インテルの日本代表DF長友佑都は7日、敵地ベローナ戦で右サイドバックとして先発フル出場を果たしたが、チームは最下位の伏兵を相手にセットプレーから3失点を喫して3-3の引き分けに終わった。試合後のイタリアメディアは選手の採点を公開。長友には格下相手のドローとしては平均的な評価が並ぶ一方、厳しい評価も与えられている。

 インテル専門のニュースサイト「FCインテルニュース」は長友を「5.5点」と採点した。「いつもどおりのダイナミズムのある試合をしたが、プレーに疑問点があるのもいつもどおり」と、運動量や献身性を評価しつつ、プレーのクオリティーには疑問が呈された。見出しでは「ペリシッチが酸素を与え、メロは災害」と報じられ、途中出場で1ゴール1アシストのMFイバン・ペリシッチがチーム最高の「6.5点」で、ボランチで先発出場のMFフェリペ・メロは「4.5点」のワースト評価だった。

 サッカー情報サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」も、長友に「5.5点」を与えた。「右サイドでうまく機能していたが、クロスは常にミスだった」と、攻撃参加しつつもクロスの精度に難があったと指摘されている。

 また、「カルチョメルカート・コム」は長友に落第点となる「5点」の採点で評価。「(3日の前節)キエーボ戦の良いパフォーマンスを繰り返すことはできなかった。2回、3回と裏を取られ、標準的なものからは容認できないレベルだった」と、守備面に不安があったと厳しく評価された。

 勝利すれば、前日に引き分けたフィオレンティーナを抜いてUEFAチャンピオンズリーグ出場圏内の3位に浮上する大事なゲームだったが、最下位ベローナに対して引き分け。3失点は全てセットプレーで長友は直接関与しなかったが、全体に評価は厳しいものになった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング