リーグ中断? リバプールFWサラーをOBが懸念「呪われていると思ってしまうかも」
エジプト時代にもリーグ中断を経験したサラー、元同僚GKカバウィ氏が気遣い
新型コロナウイルスによる被害拡大の影響を受け、プレミアリーグは中断状態が続いており、このまま今シーズンの再開ができずに首位リバプールがタイトルを逃す可能性も浮上している。そうなればエジプト代表FWモヘメド・サラーは自身が呪われていると感じてしまうのではないかと、かつてのチームメートだったエジプト人GKモハメド・エル・アカバウィ氏が語っている。英紙「ザ・サン」が報じた。
現在27歳のサラーは、以前にもリーグ戦がシーズン途中で中断する経験をしたことがあり、それが彼のキャリアの転機になっていたという。
事件が起きたのは2012年2月1日のこと。ポートサイドで開催されたエジプトの国内リーグ戦の試合後、フーリガンの暴動により74人が殺害され、1000人以上が負傷した。これを受けて、エジプトの国内リーグはそのシーズンを中止し、その後2年間にわたってリーグ戦は開催されなかった。
当時19歳だったサラーは、アル・モカウロンという残留争いをしていたクラブに所属。リーグ戦が中断されてクラブは残留を果たしたなか、サラーはバーゼルへ移籍。その後、チェルシー、フィオレンティーナ、ローマ、リバプールとキャリアを歩んできた。
アカバウィ氏は、「当時のアル・モカウロンとサラーにとって、中止は最高の結果になった。チームが降格していたら、彼の才能は日の目を見なかったかもしれない」という。
だが今回の場合、サラーの所属するリバプールは、1990年以来となる国内リーグ優勝まで、あと2勝に迫っている状況だ。アカバウィ氏は「2度目のシーズン中止を経験することになれば、彼は自身を『呪われているのではないか』と思ってしまうかもしれないね。サラーはバルセロナにおけるメッシのような存在であり、リバプールとそのファンの象徴的だ。タイトルを獲得できなければ、落胆するだろう」と気遣った。
悲願のプレミア制覇に迫っているだけに、このままシーズン終了となれば、その無念は計り知れないものとなりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)