プレミアリーグ再開案、当事者監督が反対 「2万人が亡くなっている時に…」
ブライトンを率いるポッター監督が再開に疑問 「選手に直接言われたことはないが…」
英プレミアリーグのブライトンを率いるグレアム・ポッター監督が、新型コロナウイルスの脅威が続くなかでのリーグ再開に反対し、「我々は2万人が亡くなっている時にフットボールの話をしている」と疑問を呈した。英紙「デイリー・メール」が報じている。
プレミアリーグは3月13日から中断されている。20クラブによるビデオ会議が行われ、再開時期や試合の開催方法についての議論が重ねられている。現在は6月8日から無観客試合での再開案があると伝えられている。
しかし、そうしたなかでブライトンを率いるポッター監督再開に疑問を呈している。再開案が浮上するなかで、選手も不安を感じているはずと主張した。
「選手に直接言われたことはないが、一般的にソーシャルディスタンスのルールがある以上、選手も不安を感じていると思っている。ルールが存在するのは理由がある。そして、それは国民や弱者を守るためにあるものだ」
試合が無観客で行われたとしても、選手たちはピッチ上で“密”な接触を避けられない。社会的にこれだけソーシャルディスタンスという言葉が浸透していたなかで、フットボーラーがこのルールから外れてプレーすることにポッター監督は危機感を募らせている。
そして、昨年両親を亡くしたポッター監督は英国でも多くの命が失われている状況で試合を行うことが賢明な判断なのかという問題に頭を悩ませている。
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