インテルが最下位相手に手痛いドローで3位浮上ならず 長友はフル出場も得点に絡めず

セットプレーから3失点

 雨中の消耗戦は点の取り合いの末、ドローに終わった。日本代表DF長友佑都所属のインテルは7日、敵地ベローナ戦に臨み、3-3で引き分けた。長友は右サイドバックで先発フル出場し、あわやというクロスも数本供給したが、全てセットプレーによる3失点が重くのしかかり最下位のチームを相手に勝ち点1どまりとなった。

 インテルは敵地で首尾よく先制点を奪った。前半6分、コーナーキックから攻撃参加したDFジェイソン・ムリージョが頭一つ抜け出すヘディングシュートを決めて優位に立った。

 しかし、ここからインテルは次々に失点を重ねてしまう。同13分にDFフェリプ・エランデル、同16分にDFエロス・ピザーノに立て続けにコーナーキックとフリーキックからのヘディングシュートを決められ、1-2と逆転を許してしまった。雨の影響もあってか両チームとも中盤でのパスミスが目立ち、リズムが生み出せないまま時間が推移。全体にバタバタして落ち着かないまま1-2で前半を折り返した。

 まずは同点に追いつきたいインテルだったが、次の1点はベローナに入った。同12分、再びコーナーキックからMFアルトゥール・イオニータにヘディングシュートを決められ、1-3とリードを広げられてしまう。昨季の得点王FWルカ・トーニと、インテルとの古巣対決となるFWジャンパオロ・パッツィーニという強力2トップのベローナとの対戦だったが、結果的には伏兵たちに次々とゴールを割られてしまった。

 

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