「ケイスケは賢い」と絶賛する本田の相棒 好調ミランを支える右サイドの輝き
右SBアバーテが語った本田との縦関係
ACミランのイタリア代表DFイニャツィオ・アバーテが、右サイドで縦の関係を築き、絶妙なコンビネーションを見せている日本代表FW本田圭佑を絶賛している。
7日のリーグ第24節ウディネーゼ戦を控えた記者会見に、シニシャ・ミハイロビッチ監督と出席した右サイドバックには、報道陣からミランのストロングポイントの一つとなった連携面についての質問が飛んだ。
アバーテは「ケイスケは賢い。戦術的にチームのことを考えている、プロ意識が高い」と、背番号10を絶賛した。ポジショニングやカバーリングにも気を遣う本田が空けたスペースに、ダイナミックな攻撃参加で飛び込むアバーテ。その強烈な縦への突破と正確なクロスは、ミランの攻撃の重要なエッセンスの一つとなっており、それを実現する本田の戦術理解度の高さやフォア・ザ・チームの精神を評価していた。
ミランは2016年を迎えてから好調をキープしているが、アバーテに慢心はない。
「チームはいいプレーをしている。しかし、我々がどこから来たのか忘れてはならない。驕ることなく、慎重に、ペダルを踏むことが大事。まだ何も成し遂げていないが、正しい道を歩んでいる。頭の中はただ、明日の試合に集中することにしよう。大事な試合だから」
公式戦7試合で5勝2分と絶好調のミランだが、地に足をつける重要性を、本田の名パートナーは説いていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page 1/1