「この日に勝るものはない」 トーレス、バルセロナ粉砕の“独走ドリブル弾”に再脚光
8年前にチェルシー時代のトーレスがCLで決めた一撃に注目
新型コロナウイルスの影響により、プレミアリーグを含む各国のリーグが中断を余儀なくされている。そうしたなか海外メディアは、元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス氏がちょうど8年前に欧州の舞台で決めた“独走ドリブル弾”に再び脚光を当てている。
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中国・武漢で発生した新型コロナウイルスは全世界で猛威を振るっており、イギリス国内でも感染者は14万人を超え、死者も1万9000人以上となっている。プレミアやUEFAチャンピオンズリーグ(CL)も延期の措置が取られている。
そんななか、英メディア「One football」は「トーレスがカンプ・ノウを沈黙させてちょうど8年」と見出しを打ち、昨年サガン鳥栖で現役を引退したトーレス氏がチェルシー時代、2012年4月24日に行われたCL準決勝第2戦でバルセロナを相手に決めた一撃に再び脚光を当てている。
ホームで行われた第1戦を1-0で制したチェルシーだが、敵地のリターンマッチでは立て続けに失点を喫し、逆転されてしまう。しかし、元ブラジル代表MFラミレスの得点により1-2としてアウェーゴールで上回ると、後半アディショナルタイムにトドメとなるゴールを決める。
バルセロナの怒涛の攻撃に対し、ゴール前でブロックを築くチェルシーが大きくクリアすると、ハーフウェーライン付近でボールを拾ったトーレスがドリブルで独走。相手GKビクトル・バルデスを華麗にかわして無人のゴールに流し込んだ。
記事では、「象徴的なサッカーの夜に関して言えば、この日に勝るものはない」と指摘している。同シーズンにチェルシーは決勝でバイエルン・ミュンヘンを破り、初の欧州制覇を達成。バルセロナ戦のゴールはトーレス氏にとっても、キャリアを代表する一撃になったことは間違いないだろう。