中村俊輔、伝説の一撃が海外選出「CLで最も美しいFK20」でTOP10入り 「止められない」
2006年マンチェスター・U戦の約30m直接FK弾が堂々の6位にランクイン
元日本代表MF中村俊輔(現・横浜FC)は、日本人歴代最高のFKキッカーとも称される。海外メディアがUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で生まれたゴールの中から、“最も美しいFKベスト20”を独自選出。中村がセルティック時代の2006年に名門マンチェスター・ユナイテッド相手に決めた一撃が6位に選出されている。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!‘;
サッカー専門サイト「Onefootball」フランス語版は、「CLの歴史で最も美しいFK20」と題して企画を展開。元イタリア代表MFアンドレア・ピルロ(9位)、元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ(8位)、元ブラジル代表MFジュニーニョ・ペルナンブカーノ(9位・2位)らトップ10には世界の名手が揃うなかで、6位に選ばれたのが中村だった。
2006-07シーズンのCLグループステージ、セルティックはユナイテッド(イングランド)、ベンフィカ(ポルトガル)、コペンハーゲン(デンマーク)と同居。中村はユナイテッドとの第1節(2-3)で約20メートルの距離から元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サールが一歩も動けない完璧な直接FK弾を決めると、本拠地での第5節ユナイテッド戦(1-0)で再び魅せた。
スコアレスのまま試合終盤となった後半36分、セルティックはゴールまで約30メートルの距離で直接FKを獲得。左足から放たれたボールは鋭く曲がりながら壁の上を越えて、再びファン・デル・サールの牙城を崩し、ゴール右上に吸い込まれていった。これが決勝点となり、「Shunsuke Nakamura」はセルティックの伝説となった。
記事では、「6万人の観客とマンUのゴールキーパーは、ボールがそこに行くことを知っている。それでも止められない」と正確無比なキックを手放しで称賛している。中村の伝説の一撃は、世界の人々の記憶にも今なお鮮明に残っているようだ。
「Onefootball」選出の「CLの歴史で最も美しいFK20」のうち、トップ10は以下の通り。
10位:イアン・ハート(当時リーズ/2001年デポルティボ戦)
9位:ジュニーニョ・ペルナンブカーノ(当時リヨン/2005年ブレーメン戦)
8位:アンドレア・ピルロ(当時ACミラン/2007年ベンフィカ戦)
7位:アレッサンドロ・デル・ピエロ(当時ユベントス/1998年モナコ戦)
6位:中村俊輔(当時セルティック/2006年マンチェスター・ユナイテッド戦)
5位:クリスティアーノ・ロナウド(当時レアル・マドリード/2009年マルセイユ戦)
4位:ウーゴ・アルメイダ(当時ポルト/2005年インテル戦)
3位:パウロ・ディバラ(ユベントス/2019年アトレティコ・マドリード戦)
2位:ジュニーニョ・ペルナンブカーノ(当時リヨン/2003年バイエルン戦)
1位:リオネル・メッシ(バルセロナ/2019年リバプール戦)