アーセナル行きの行方は? アトレティコMFトーマス、父親と代理人で発言が相違
トーマス父が移籍交渉を認めるも代理人は否定「まったくもって真実ではない」
アトレティコ・マドリードのガーナ代表MFトーマス・パーティは、アーセナルとの移籍交渉を開始したようだ。ガーナメディア「ガーナウェブ」は、トーマスの父親が電話で本人に確認したと伝え、実現はアトレティコの条件次第と報じている。
アトレティコの下部組織出身であるトーマスは、マジョルカやアルメリアへのレンタルを経て、2015年にトップチームデビュー。所属4年目の今季はリーグ戦35試合に出場と主力として活躍し、日に日に移籍が噂されるようになっていった。
トーマスの父親であるジェイコブ氏は、噂の真相を確かめようと息子に電話。会話の内容を南アフリカのラジオ局「Tru FM」に明かしている。
「噂を聞いて、息子に電話したんだ。そうすると、息子は『噂は本当だ』と言った。アーセナルとは交渉している最中のようで、すべてはアトレティコが要求する条件次第になるだろう。ガーナにはアーセナルのサポーターがたくさんいるので、彼がアーセナルに行くのは賛成だ。彼がアーセナルへの移籍を決断したのなら、私は幸せだよ。現在、彼らが話し合っていることは、アトレティコがどのように息子を放出するかということのようだ」
トーマスは現在26歳で、アトレティコとの現行契約は2023年6月まで。移籍金は4300万ポンド(約57億円)と言われている。アトレティコはトーマス慰留に努めているようで、新しい条件で契約を更新する意向を持っているという。しかし、ジェイコブ氏の話に基づけば、トーマス本人の意向はアーセナル移籍に傾いていると思われ、アトレティコが提示する移籍金をアーセナルが支払えるかが鍵となりそうだ。
ただ一方で、トーマスの代理人はジェイコブ氏の発言について「まったくもって真実ではない」と否定している。情報が錯綜するなか、トーマスのアーセナル移籍話はどのような結末を迎えることになるのだろうか。