浦和で描くリオ五輪代表主将の新たな未来 「新6番」を背負い勝負の1年へ
移籍加入会見に臨んだ遠藤 「自分が成長できるチーム」
赤のユニホームに袖を通し、新たな挑戦への意気込みを語った。U-23日本代表MF遠藤航が、7日に行われたJ1浦和への移籍加入記者会見に出席し、「チームにタイトルをもたらしたい」と力強く意気込みを語った。
遠藤はU-23日本代表の主将として、リオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねたAFC・U-23選手権に出場。年明けから劇的な逆転勝利を収めて優勝を果たした1月30日の韓国との決勝戦までフル稼働したため、大会後は約1週間のオフが与えられ、この日の記者会見となった。
「やっと浦和の一員になれたと実感している。このチームはサポーターの声援や環境が整っていると感じる。ここ最近はタイトルが取れていない悔しさも味わっているクラブ。浦和の歴史や悔しさを感じながら戦わなければいけないと思っている。チームに合流するのが楽しみで、早くみんなとトレーニングをしたい。まずはACLがあるので、これからコンディションを作り、コミュニケーションを取って早くなじめるように頑張りたい」
そして、「僕がチームを決めるにあたって大事にしているのは、自分が成長できるか。自分のプレースタイルがやっているサッカーにフィットすると感じてこのチームを選んだ。2年連続でオファーをもらったのも嬉しく思っている」と、浦和加入を決意するにあたっての決め手を語った
そう意気込んだ遠藤は、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の戦術下では3バックの一角、もしくはボランチと起用ポジションには多くの選択肢がある。こだわりを問われると「湘南では3バックの右をやっていたので、そこで勝負したいという思いがある。ただ、真ん中もやりたいと思っているし、ボランチも代表でやっているのでやりたい。今はポジションにこだわるべきではないと思っているので、与えられたところでやりたい」と、複数のポジションを同時にこなすポリバレントな存在として力を発揮したいと語った。