「驚くべき事態」 香川の“現状”に海外メディア注目「まだ一流のクラブでプレーできる」
ドルトムントで黄金期の中心選手として活躍した香川「ファンの中で最も愛される存在であり続ける」
今季からスペイン2部サラゴサでプレーしているMF香川真司は、ここまでリーグ戦23試合2ゴールの成績を残している。1部昇格を目指し、上位争いを繰り広げるチームのなかで奮闘しているが、昨季まで所属したドルトムントを追う専門サイトは香川の現状について、「欧州5大リーグで雇ってくれるクラブを見つけられなかったことは大変驚くべき事態だ」と綴ったうえで、「彼はまだ一流のクラブで容易にプレーできる有能な攻撃的MFだ」と指摘している。
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Jリーグのセレッソ大阪から2010年にドルトムントへ加入した香川は、ユルゲン・クロップ監督(現リバプール)に見出されて輝きを放つと、1年目は後半戦を怪我で棒に振りながら18試合8得点、2年目は31試合13得点と活躍し、ブンデスリーガ連覇の立役者に。ドイツのサッカー専門誌「キッカー」の年間ベストイレブンに選出されるなど、ドルトムント黄金期の中核を担った。
そして、12年に名将アレックス・ファーガソン監督が率いるマンチェスター・ユナイテッドへ移籍するが、思うようなパフォーマンスを発揮できず、度重なる監督交代で居場所を失うと、14年夏にドルトムントへの出戻りを決断。4年半を過ごした後、昨季トルコ1部ベジクタシュへのレンタル移籍を経て、今季サラゴサへ新天地を求めた。
今年3月で31歳となった香川だが、ドルトムント専門サイト「BVB BUZZ」は「2011-12に二冠を達成した選手たちは今?」と見出しを打ち、トップバッターに香川が登場している。「香川が欧州5大リーグで雇ってくれるクラブを見つけられなかったことは大変驚くべき事態だ」と、欧州トップレベルでプレーしていない現状に驚きを示していた。
また、「彼はまだ一流のクラブで容易にプレーできる有能な攻撃的MFだ。香川は常にドルトムントファンの中で最も愛される存在であり続ける」と指摘し、香川がドルトムントで残した功績を強調したうえで、今後の活躍にも期待を寄せていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)