中村俊輔、元監督が選ぶ「セルティック歴代ベスト11」入り 「少なくとも3手先を行ってた」

ゴードン・ストラカン監督が選出したセルティック最強イレブンにMF中村俊輔が選出【写真:Getty Images】
ゴードン・ストラカン監督が選出したセルティック最強イレブンにMF中村俊輔が選出【写真:Getty Images】

ストラカン監督、左ウイングに中村を選出「彼のボールタッチは誰にも劣らない」

 2013~17年にスコットランド代表を指揮したゴードン・ストラカン監督は、元日本代表MF中村俊輔が所属した時代のセルティックを率いたことでも知られる。英紙「スコティッシュ・サン」の企画で自身が考える「セルティック最強ベストイレブン」を選び、絶対の信頼を置いた日本人レフティーの名前を迷わず挙げた。

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 現役時代に名門マンチェスター・ユナイテッドでも活躍したストラカン監督は、2005年6月にセルティックの指揮官に就任。同年からの4シーズンで、リーグ優勝3回、スコットランドカップ優勝1回、リーグカップ優勝2回と計6つのタイトルを獲得した。

 一方、日本人史上4人目のセリエAプレーヤーとしてレッジーナで3年間プレーした中村は、2005年にセルティックへ移籍。2年目の2006-07シーズンにリーグ戦37試合9得点を挙げて年間最優秀選手に輝く大活躍を見せたが、なかでも2006年11月21日に行われたCLグループステージ第5節ユナイテッド戦(1-0)で決めた決勝FK弾は伝説として刻まれている。2008年4月16日に行われたレンジャーズ戦(2-1)で約30メートルの位置から急カーブを描いてネットを揺らした魔球ミドル弾など、スーパープレーは枚挙にいとまがない。

 セルティックの歴史でレジェンドに位置づけられる日本人レフティーを、ストラカン監督は高く評価している。英紙「スコティッシュ・サン」でセルティックの歴代ベストイレブンを選出。4-3-3の左ウイングに中村の名前を挙げている。

「天才。彼のボールタッチは私がこれまで見てきたなかでも、誰にも劣らないほど素晴らしかった。彼は英語が得意ではなかったけど、一度言えばそれを理解して体現していた。ピッチ上では他の人間の少なくとも3手先を行っていた」

 自身も技巧派MFとして鳴らし、スコットランド代表で50試合5得点を記録したストラカン監督の目にも中村の才能はひと際輝いて映り、今なお忘れられないようだ。

<GK>
アルトゥール・ボルツ(2005~10年在籍/元ポーランド代表)

<DF>
マーク・ウィルソン(2006~12年在籍/元スコットランド代表)
ギャリー・コールドウェル(2006~10年在籍/元スコットランド代表)
スティーブン・マクマナス(2003~10年在籍/元スコットランド代表)
ポール・テルファー(2005~07年在籍/元スコットランド代表)

<MF>
ニール・レノン(2000~07年在籍/元北アイルランド代表)
スコット・ブラウン(2007年~在籍/元スコットランド代表)
エイダン・マクギーディ(2003~10年在籍/アイルランド代表)

<FW>
中村俊輔(2005~09年在籍/元日本代表)
ショーン・マロニー(2001~07、08~11年在籍/元スコットランド代表)
ヤン・フェネホール・オフ・ヘッセリンク(2006~09年在籍/元オランダ代表)

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