リバプールFWフィルミーノ、ノールック弾練習に賛否 「クール」「ホームで得点を」
代名詞となっているノールックシュートで左右を蹴り分けてゴールを連発
リバプールは今季リーグ戦27勝1分1敗(勝ち点82)と2位のマンチェスター・シティに25ポイント差をつけて首位を快走。新型コロナウイルスの感染拡大によるリーグ中断でタイトルの行方が不透明になるなか、選手たちは自宅での練習が続いている。不動の1トップでブラジル代表FWロベルト・フィルミーノは、自身のインスタグラムにトレードマークになっている“ノールック”でのシュート練習の模様を投稿。これが思わぬ賛否を呼んでいる。
今季、開幕ダッシュを決めたリバプールは、1月にザルツブルクから日本代表MF南野拓実を獲得。選手層に厚みを増し、プレミア王者シティに大差をつけて首位を快走してきた。リーグ優勝目前に迫っていたなかで、リーグ戦が新型コロナウイルスの感染拡大により中断を余儀なくされる事態となっている。
リバプールはチーム活動を休止し、選手は自宅で個別に調整中。そのなかで、フィルミーノがインスタグラムにアップした一本の動画が注目を集めている。映像では、庭に設置されたゴールに向かってノールックで左右蹴り分けながらシュートを決め続ける様子を収録。最後はラボーナでの一撃できっちりとネットを揺らしている。
フィルミーノは2018年12月29日のリーグ第20節アーセナル戦でノールックシュートを決めるなど、今や代名詞の一つになっている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」公式インスタグラムは「ロベルト・フィルミーノが隔離中にトレードマークのノールック・フィニッシュを練習」と映像を公開。「クールだね」「ボビーにボールを渡したら得点してくれる」「どこに目があるんだ?」とそのテクニックを称える声があがった。
ただ一方で、今季リーグ戦29試合8得点を記録するもゴールすべてがアウェーでのもので、ホームでのゴールは2019年3月31日に行われたリーグ第32節トッテナム戦(2-1)まで遡るだけに、「まずはアンフィールドで練習を」「ホームで得点してくれ」「ちゃんとゴールを見ていたらもっと得点できている」「私はリバプールファンだが、彼がゴールに関してもっといい仕事ができるはず」と奮起を要求する否定的な意見も相次いだ。
リーグ戦再開の暁には、フィルミーノは周囲の雑音をかき消すゴールを決められるだろうか。