「イニエスタの“弟子”」 神戸FW古橋をスペイン大手紙が特集…世界的名手からの助言とは?
「マルカ」が古橋を特集 イニエスタやビジャにも言及「スペクタクルな選手たち」
ヴィッセル神戸に所属する日本代用FW古橋亨梧が大きな飛躍を遂げている。現在は新型コロナウイルスの影響を受けて公式戦全てが中断中だが、富士ゼロックス・スーパーカップ、初出場のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)やJ1開幕戦でもゴールを決め、4試合連続ゴール中。今季もチームメートの元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタとの“ホットライン”を期待されているなか、スペイン大手紙「マルカ」が特集を組み、コメントを紹介している。
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奈良県生駒市で生まれた古橋は、大阪の強豪・興国高校から中央大学へ進学。2017年にJ2のFC岐阜でプロキャリアの一歩を踏んだ。大卒1年目から主力に定着し、42試合6得点。翌18年には26試合11得点の結果を残し、夏に神戸からオファーが届いた。悩み抜いた末、J1挑戦を決めた古橋。新天地には世界的スーパースターのイニエスタや元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(現アンタルヤスポル)が在籍し、刺激だらけの毎日を過ごした。
J1初挑戦でも13試合5ゴールを挙げ、19年には元スペイン代表FWダビド・ビジャも加入。そのなかで、自身は31試合10ゴールをマークし、二桁得点に乗せた。1月1日の天皇杯決勝でも優勝に導き、チームの初タイトル獲得に貢献。今季はエース候補として期待が懸かり、横浜F・マリノスとの富士ゼロックス杯(3-3・PK3-2)、ACLジョホール・ダルル・タクジム戦(5-1)と、敵地の水原三星戦(1-0)の2試合、2月23日に行われた横浜FCとのJ1開幕戦(1-1)で得点するなど、活躍を予感させるスタートを切っていた。
だが、世界的に広まる新型コロナウイルスの影響を受けて公式戦を中断。「マルカ」は「イニエスタの“弟子”」と見出しを打ち、「新型コロナウイルスの拡散は古橋亨梧(1995年1月20日生まれ、生駒)のキャリアで最も甘い瞬間を妨害した」として、古橋を特集した。
イニエスタだけでなく昨季で引退したビジャや、元バルサのMFセルジ・サンペールら多くのスペイン人とプレーする古橋。記事ではスペイン人選手たちについて「彼らはスペクタクルな選手たちで、最初は『テレビで見ていた伝説の選手たちと一緒にプレーするの?』って思った。これは僕のサッカー的な成長にとって宝物」と、尊敬の念を表している。