CL“国別ゴール数”推移に英メディア注目 イタリア勢の失速が顕著…転機のシーズンは?
1999-2000シーズンを境にスペインに抜かれ、イングランドとドイツの後塵も拝する
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は1992-93シーズンに名称を変更して以降、多くの国のチームが参加するようになった。英紙「ザ・サン」は名称変更以降の“国別ゴール数”推移に注目し、イタリア勢にとって節目となったシーズンを指摘している。
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CLの前身であるUEFAチャンピオンズカップは1991-92シーズンからグループリーグを導入し、その翌シーズンに大会名を変更。それから徐々に参加チームを増やしていった。90年代はイタリア勢の活躍が目立ち、国別ゴール数でも1995-96シーズンからは独走。1999-2000シーズン途中まで首位を守った。
しかし、代わりに1位に躍り出たスペインが2000年代を席巻。1999-2000シーズン以降はレアル・マドリードとバルセロナで計10回の優勝を飾り、現時点に至るまで首位の座を譲っていない。
かつては世界最高峰リーグと謳われたイタリア・セリエAだが、今はイングランド・プレミアリーグ、ドイツ・ブンデスリーガにも抜かれて通算ゴール数は4位。英紙「ザ・サン」公式ツイッターは「1999年はイタリアにとって良くない年となった」と綴り、データ推移を紹介している。
データ上は1999-2000シーズンを境に勢いを失ったとも言えるイタリア勢。2000年代こそミランとインテルが欧州王者に輝いたが、2009-10シーズン以降は他国の後塵を拝する状況が続いている。中断中となっている今季のCLではユベントスとナポリの常連勢が勝ち残り、初出場のアタランタが旋風を巻き起こしているだけに、再開後はその“復権”にも注目したいところだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)