「君の時代は終わったんだ」 ファン・ペルシー、マンU時代の“非情宣告”を回想
ユナイテッド加入1年目で38試合26ゴールの活躍も、その後は下降線を辿る
昨シーズン限りで現役引退を表明した元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー氏は、代表とクラブで輝かしい成績を残したが、マンチェスター・ユナイテッド時代に同胞のルイス・ファン・ハール元監督から戦力外通告を受けた出来事は、今でも忘れられない苦い記憶として心の中に残っているようだ。英紙「デイリー・スター」が報じている。
2012-13シーズンにアーセナルからユナイテッドへ移籍したファン・ペルシー氏は、その年のリーグ戦で38試合26ゴールの活躍を見せ、ユナイテッドのリーグ優勝に貢献。自身も2シーズン連続でリーグ得点王のタイトルを獲得するなど、キャリアの絶頂期を迎えていた。しかし、その後の2シーズンは度重なる怪我や名将アレックス・ファーガソン氏の退任に伴うクラブの迷走も影響し、パフォーマンスは下降線をたどった。
14-15シーズンでは、リーグ戦通算10ゴールに止まったファン・ペルシー氏。翌シーズンに向けてのトレーニングが再開した時期に、ファン・ハール氏から「君はこのチームから出て行かなくてはならない。君の時代は終わったんだ」と戦力外通告を受けたことを、自身のポッドキャスト番組で明かした。
家族の生活なども含めて、移籍するわけにはいかないと考えたファン・ペルシー氏は、指揮官からの言葉を受けて、次のように返答したのだという。
「あなたの意見については理解しました。でも、私にはクラブとの契約がまだ残っているし、イングランドでの生活は楽しい。ユナイテッドでプレーすることも楽しいし、自分の家族もここでの生活を気に入っている。だから、まずは何が起きるか見てみることにしましょう」
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