「これ以上、受け入れられない」 カンナバーロ、レアル時代の“苦悩”を告白「個人が主体で…」
ユベントスのカルチョ・スキャンダルにより、2006年にレアル・マドリードへ移籍
元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏は、2006年から3シーズンにわたって、スペインのレアル・マドリードでプレーした。06年にはイタリア代表の一員としてドイツ・ワールドカップ(W杯)を制し、DFながらバロンドールも受賞したが、スペインでの日々は良いことばかりではなかったようだ。衛星放送「スカイ・スポーツ」イタリア版が報じている。
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現在、中国1部リーグの広州恒大で指揮を執っているカンナバーロ氏は現役時代を振り返り、レアルに加入した直後は難しい時期を過ごしていたことを、同メディアのインタビューで明かした。
2004年からユベントスに所属していたカンナバーロ氏だが、クラブがカルチョ・スキャンダルに巻き込まれ、セリエB降格処分を強いられた。そこで当時、ファビオ・カペッロ監督が率いていたレアルへ移籍することになったが、順応するのに苦しんだという。
「最初の3カ月はきつかった。スペインのサッカーは完全に違っていて、組織的ではなく、より個人が主体だった」と、カンナバーロ氏は振り返る。さらに私生活でも家族と離れていたことで、精神的に苦しんだという。
「もうすぐクリスマスだというのに、僕には家がなく、ホテル暮らしが続いていた。だから、僕はカペッロ監督を呼んで、『これ以上は受け入れられない』と言い、休みを求めたんだ。彼は僕を見て、はっきりと言ったんだ。『君は何も理解していない。私は君をどこにも行かせないよ』ってね」
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