独サッカーの5月9日再開案、レーシングドライバーが猛批判 「間違ったシグナルになる」
レーシングドライバーのブークがサッカーに言及 「再開すべきではないと思う」
新型コロナウイルスの影響で各国のサッカーリーグが一時中断しているなか、ドイツのブンデスリーガ1部は5月9日の再開に向けて協議を進めている。レーシングドライバーのマキシミリアン・ブークが「間違ったシグナルになる」と猛批判している。ドイツ紙「Bergedorfer Zeitung」が報じた。
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新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、ベラルーシなど一部を除いてサッカーの試合は軒並み中断されている。欧州でも被害が拡大しているが、イタリアやスペインに比べて拡大が比較的抑えられているドイツでは、5月9日の再開に向けて話し合いが進められている状況だ。
すでにバイエルン・ミュンヘンなどは練習場での全体トレーニングを始めており、再開を見据えた動きが広がっている。その一方で、シーズンが止まった影響により、複数のクラブが経済的なダメージを受けて破綻に追い込まれるという報道も出ており、水面下で様々な思惑が交錯している模様だ。
ドイツ紙「Bergedorfer Zeitung」は、「カーレーサーのマキシミリアン・ブークは新型コロナウイルスのため休んでいる。プロスポーツ選手のための特別ルールは間違っていると考えている」と報道。ブークはブンデスリーガの5月9日開催案に反対している。
「私は再開すべきではないと思う。私たちプロに影響を与えるのは、個人の宿命ではありません。正直、競技スポーツというのは一種の娯楽でもある。もしブンデスリーガが再開されたら、それは間違ったシグナルになる」
他競技の選手からも反対の意見が挙がるなか、果たしてブンデスリーガは5月9日の再開に踏み切るのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)