「長谷部がチャンスを掴む」 再開後の“リベロ復活”に現地注目「3バックに戻せば…」
4バックへの舵切りで長谷部の出番減少も…3バックに再転換の可能性
新型コロナウイルスの影響により、ブンデスリーガを含む各国のリーグが中断を余儀なくされている。ドイツでは再開に向けた動きが少しずつ出てきているなか、現地メディアはリーグ再開後にフランクフルトがシステム変更に踏み切る可能性を指摘。元日本代表MF長谷部誠の“リベロ復活”にも注目している。
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長谷部は2014年にフランクフルトに加入し、3バックシステムのリベロとして不動の地位を築いた。18年にアディ・ヒュッター監督が就任して以降も主軸として守備陣を支え、昨季はUEFAヨーロッパリーグ(EL)でベスト4進出の快挙に大きく貢献した。
しかし、今季序盤戦でチームは不振に陥り、降格圏に迫る危機に直面。守備の改善のため、ウインターブレイク後に4バックシステムへの変更に踏み切った。それにより長谷部は出番を失い、一時はベンチを温める日々が続いていた。
その後、新型コロナウイルスがドイツ国内でも感染拡大したことにより、第26節以降のリーグ戦が中断されることになった。そんななか、ドイツ地元紙「Usinger Anzeiger」はリーグ再開後にフランクフルトがシステム変更に踏み切る可能性を指摘している。
記事では、現状は4-2-3-1システムを採用しているが、再開後は4-4-2システム、もしくは3-5-2システムに戻すプランも考えられると伝えている。後者である場合は「ヒュッターが3バックに戻せば、長谷部がチャンスを掴むことになる」と綴っており、リベロとして復活することになると主張していた。
今年で36歳を迎えた長谷部は出番の減少もあり、今季限りの退団の可能性も取り沙汰されていた。しかし、3バックが再び採用されれば、長谷部が残りのシーズンでキーマンを演じる可能性もあるだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)