Jリーグ、PCR検査場にクラブハウス使用案浮上 村井チェアマンが官邸訪れ“直接交渉”
全国56クラブが所有するクラブハウスを使用してPCR検査を行う案が浮上
Jリーグは21日、「2020年度 第4回理事会」を行い、ウェブで会見を開いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響でJリーグ再開日程が不透明なままではあるが、村井満チェアマンは前日20日に首相官邸を訪れ、菅義偉官房長官と会談したことを報告。今後、全国各クラブのクラブハウスを利用してPCR検査を行う可能性が浮上したと明かした。
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日本中に蔓延している新型コロナウイルスの影響で、Jリーグは2月にJ1、J2の開幕節を迎えたあと、中断が決定。その後、4月25日にJ3、5月2日にJ2、5月9日にJ1が再開予定だったが、4月3日に白紙に戻すことで合意した。同8日にはJ1は第15節(5月23日)、J2は第17節(5月23日、24日)、J3は第10節(5月16日、17日)までの延期が決定。5月27日に予定されていたルヴァンカップ・プレーオフステージ第1戦の延期も決まっている。
4月7日には7都府県に緊急事態宣言が出され、16日には全国に拡大されたなか、Jリーグの再開日程もいまだ不透明。この日も決定には至らなかったが、村井チェアマンは前日20日に首相官邸を訪れ、菅官房長官と意見交換を行ったことを明かした。「我々にできることはないか、自問自答していた」という村井チェアマンは、Jリーグが全国に56クラブあることから、PCR検査場に使用することができないか、菅官房長官に意見を求めたという。
「Jリーグは56クラブがクラブハウスを持っていて、シャワールームや電話ができるオフィススペースがある。さらに広い駐車場や人工芝も持っている。医療スタッフがクラブハウスを利用して検査体制を整えられるのであれば、(Jリーグが協力)できるかもしれない、と。長官は大変喜んでいた。全国で一斉にということはないが、一つでも二つでも具体的に進められたらという話でした」
この日の理事会に諮り、今後は国からの要請があれば、各クラブと個別に相談を重ねるようだ。国難と言われる状況に陥っているなか、全国各地で発展を遂げているJリーグが国民の助けになる可能性も出てきた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)