久保建英を徹底分析、現地海外記者が指摘…「素晴らしい能力」と「弱点」とは?
スペインで取材するジャーナリストが久保に言及 「質の高い選手であることが分かる」
日本代表MF久保建英は名門レアル・マドリードからマジョルカに期限付き移籍をしているなか、現地で取材しているジャーナリストのアレックス・フィッツパトリック氏が海外メディア「Football Elements」の取材に応じ、日本人アタッカーの能力を称賛するととともに、改善すべき弱点を指摘している。
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現在18歳の久保は、昨夏にFC東京からスペインの強豪レアル・マドリードへ完全移籍。シーズン開幕直後にマジョルカへ期限付き移籍し、リーガ・エスパニョーラ挑戦1年目は24試合3ゴール2アシストの結果を残している。
「ラ・リーガTV」でマジョルカを取材しているジャーナリストのフィッツパトリック氏は、日に日に逞しさを増す久保について「彼のパフォーマンスを見た時、未熟だが、質の高い選手であることが分かるだろう」と語り、今季のプレーについて分析を加えている。
「今季のマジョルカは4-2-3-1か4-3-3のシステムを採用しており、久保はどちらかのサイドでプレーし、主に右サイドからカットインしてシュートを放つ。彼のプレーは右翼でも左翼でも安定してきた」
シーズンを追うごとに久保の存在感が高まり、現地でも評価が上昇している。フィッツパトリック氏は、その背景としてヴィンセンテ・モレノ監督の采配も影響していると指摘した。
「ヴィンセンテ・モレノは非常に慎重な監督だ。彼のチームは素早くボールを運ぶという点で非常にダイレクトなプレーをしており、ポゼッションを重視していない。そのため、久保はより慎重にプレーしており、守備も強いられている。久保が本来できることを発揮できていないのが現状だ。もっとも残留争いをしているチームでは当然のことだろう。最近はモレノが攻撃的なプレーを志向し、久保が攻撃的なポジションに入ったことでシュート数が増加し、ゴールやアシストも増えている」