他のアタッカー陣にない本田の武器

　右利きのテクニシャンであるMFジャコモ・ボナベントゥーラは、左サイドから中央へ大きくカットインするプレーや、前線に大きく飛び出していくプレーを見せる場面が多い。また、”イチかバチか”の勝負のパスを出す場面も少なからずあるため、相手のカウンター攻撃のスタート地点になる場合もある。しかし、その時でも逆サイドの本田が3人目のボランチとして守備に参加することで、ミランはバランスが取れているとした。

　シーズン開幕以来、シニシャ・ミハイロビッチ監督は何度も「攻守のバランスを見つけなければいけない」と語ってきたが、本田のプレーが求めていたものを提供している。他のアタッカー陣にないその強みは、イタリア国内でも認識され始めているようだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images