中国から総額68億円オファーも残留を決意したナイジェリア代表FW 決め手は「神のお告げ」

神は「移籍は僕のためにならない」と言った

「3日間は寝られなかったよ。これだけのお金を前にして断るのは簡単ではない。何人かのチームメートからは、ドレッシングルームで『チャンスを逃すな』と言われたよ。でも僕は(移籍を)決断しなかった」

 決め手となったのは、神のお告げだったという。

「僕は神に祈ったよ。すると神は『移籍は僕のためにならない、お金はどうでもいい』と言ったんだ。神が僕に道を示してくれたんだと分かったよ」

 今冬は欧州から多くの選手が中国に活躍の場を求めた。昨季のアジア王者広州恒大は4200万ユーロ(約55億円)で、コロンビア代表FWジャクソン・マルティネスを獲得。最も頻繁にメディアを賑わせた江蘇蘇寧は、アジア最高額となる5000万ユーロ(約65億円)でシャフタール・ドネツクからブラジル元U-21代表MFアレックス・テイシェイラを獲得するなど、移籍市場の話題をさらっていた。

 そうしたなかでナイジェリア代表FWは、神のお告げによって中国行きを断り、プレミアの舞台でプレーを続けることを選択した。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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