「日本から引き抜くのは困難」 J助っ人獲得に海外クラブ白旗、現地メディア指摘「適応した」
広島に期限付き移籍中のペレイラ 日本挑戦の前にブラジルクラブのオファー拒否が発覚
サンフレッチェ広島に期限付き移籍中のブラジル人FWレアンドロ・ペレイラはJリーグで2年目のシーズンを迎えているが、母国メディアはブラジルのクラブがペレイラの獲得に乗り出すも、「広島のストライカーを日本から引き抜くのは困難」と、オファーを拒否されたことを明かしている。
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J1は2月21日〜23日に開幕戦を消化。広島は鹿島アントラーズと対戦し、3-0の快勝を収めたなか、ペレイラも貴重なチーム2点目を記録した。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、第2節以降のリーグ戦の中断が決定。J1は5月9日に再開する予定だったものの、今は白紙に戻っている。
そんななか、ブラジルメディア「ディアリオ・ド・ノルデステ」は米スポーツ放送局「ESPN」を引用し、ブラジル1部セアラーSCは昨年1月にペレイラの獲得に乗り出していたことを取り上げている。当時はオファーを拒否されていたと明かし、「ロビンソン・カストロ会長は広島のストライカーを日本から引き抜くのは困難であると強調」とコメントを紹介している。
「直近の話ではないが、昨年初めに我々がコンタクトを取った選手は、海外のリーグへ挑戦しようとするレアンドロ・ペレイラだった。我々はオファーを提示したが、彼は海外に行くことを選んだ。彼はブラジルでトップスコアラーとなり、アイドルとなったが、今となっては(日本で)非常にうまく適応したため、そこから離れることはほとんど考えられない」
ペレイラはベルギー1部クラブ・ブルージュから、2018年にはブラジル1部(当時)シャペコエンセに期限付き移籍し、11ゴールを決める活躍を披露。2019年1月に松本山雅FCへと完全移籍していた。同年夏に期限付き移籍した広島でも主力の座を掴んでいるが、セアラーSCは争奪戦に競り負けたことを今でも悔やんでいるようだ。