サッリ監督、古巣チェルシー選手との“衝突報道”に反論 「選手たちは寂しがった」
ユベントスを率いるサッリ監督、選手と衝突しやすい理由について自己分析
マウリツィオ・サッリ監督は、2019-20シーズンの開幕前にチェルシーから引き抜かれる形でユベントスの監督に就任した。UEFAヨーロッパリーグ(EL)とカラバオカップで準優勝という結果を残しながらも、わずか1年でイングランドを離れたこともあり、チームとの衝突が報じられてきた。しかし、サッリ監督は選手たちとの別れ際は、感動的なものだったと反論している。英紙「メトロ」が報じている。
サッリ監督は2018-19シーズンにチェルシーをリーグ戦で4位に導き、EL制覇、カラバオカップ準優勝の結果を残した。しかし、志向するサッカーのスタイルが、サポーターや選手たちから不評だったと伝えられている。
結局、1年間でイタリアに戻り、ユベントスの監督に就任。フランク・ランパード監督が後を継ぐこととなったチェルシーでは、選手たちとの関係が良いものではなかったと言われるサッリ監督だが、その別れ際は感動的だったと反論した。
「高い梯子を上れば上るほど、選手たちとの関係を築くのは難しくなっていく。環境は大きく変わり、関係を築くには長い時間が必要になっていく。私はチェルシーの選手たちとの間に衝突もあった。それでも、私がクラブを去ることを伝えた時、多くの選手たちは涙していたよ」
選手たちとの関係が、常に良いものではなかったと振り返る61歳のサッリ監督は、その理由について「私はそれほど背後から後押しをし続ける人間ではない。間違ったことについて多くの話をして、良いところはあまり指摘しない。それが大きく影響しているのだろうが、次第に理解して感謝してくれるようになる」と、触れている。
異なるクラブへ移籍してからも、選手との関係性は続くようで、「現役引退を考えている選手のなかには、監督になるにはどうすればいいかと聞いてくる者もいる。なかには、1年間、コーチングスタッフとして働きたいと申し出てくる者がいることもある。家庭で問題が生じたと連絡をもらうこともあるし、一度つながりができれば、なんでも話せるんだ」と、面倒見が良い一面もあることを強調。選手たちと築いた関係性について自ら説明していた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)