日本の文化は「一種の孤立を生きている」 助っ人Jリーガーが習得した“教訓”「助けとなる」

フラメンゴ時代のMFマテウス・サヴィオ【写真:Getty Images】
フラメンゴ時代のMFマテウス・サヴィオ【写真:Getty Images】

柏のMFサヴィオが母国メディアのインタビューに応じる「キスしたりはしない」

 世界中で感染が拡大する新型コロナウイルスの影響により、Jリーグを含む各国のリーグが中断を余儀なくされている。そんななか、柏レイソルのブラジル人MFマテウス・サヴィオは母国メディアのインタビューに応じ、日本人は「すでに一種の孤立を生きている」と独自の文化が感染予防につながっていると主張した。

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 J1は2月21日から23日にかけて開幕戦を消化し、昇格組の柏はコンサドーレ札幌に4-2と勝利を収めたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、第2節以降のリーグ戦の中断が決定している。J1は5月9日に再開する予定だったものの、緊急事態宣言が発令されたこともあり、再び白紙に戻っている。

 サヴィオは2019年にフラメンゴから期限付き移籍し、今季から完全移籍で加入した。ブラジル紙「オ・グローボ」は中断期間にインタビューを敢行。「フラメンゴ出身のサヴィオは、日本で習得した教訓について『すでに一種の孤立を生きている』と言及」と見出しを打ち、日本での生活についてのコメントを紹介している。

 日本が新型コロナウイルスによる死者は百数人にとどめている状況について、サヴィオは「日本の文化は、すでに一種の孤立を生きている。特にマスクを身に着ける習慣と、他者への思いやりは、多くの助けとなっている。ブラジルよりも寒いにもかかわらず、気軽に抱き合ったり、キスしたりはしないんだ」と説明している。

 サヴィオは来日後の経験から、「バスに乗る時もマスクを身に着けている」と明かし、マスクを着用する日本の常識に倣っていると振り返った。日本でも爆発的な感染が懸念される現状にあるが、日本の独特な“孤立”が対策となっていると主張していた。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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