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6年間で379億円調達 ザルツブルクの“選手輸出力”に海外注目「最も価値あるチーム」
ザルツブルク出身で価値の高い11人をドイツメディア選出 現在の市場価格は計530億円
近年、“ザルツブルク・ブランド”がサッカー市場を席巻している。最近で言えば、ノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドをドルトムントに、日本代表MF南野拓実をリバプールに売却。衛星放送局「スカイ・スポーツ」ドイツ版は、ザルツブルクが過去6年間に選手売却で約3億2400万ユーロ(約379億円)を調達することに成功したことを伝え、「選手輸出王国ザルツブルクは最も価値のあるチーム」と称賛している。
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オーストリア1部ザルツブルクは国内リーグ戦を6連覇中で、過去10年で国内リーグ戦8回、国内カップ戦6回の優勝を遂げ、絶対的王者として君臨している。それだけにはとどまらず、今季のUEFAチャンピオンズリーグではリバプールをアウェーで3-4と追い詰め、アウェーでナポリと1-1で引き分けたりと、ヨーロッパの舞台でも勝負できる力を蓄えてきた。
それでも例年のように主力を売却しており、「スカイ・スポーツ」は才能の輩出力を称賛している。そして、ザルツブルクが近年に売却した選手のなかで、価値の高い11人を紹介している。
ザルツブルク出身選手で現在最も市場価値の高い選手は、リバプールのセネガル代表FWサディオ・マネで1億4100万ユーロ(約164億8700万円)だ。メスから400万ユーロ(約4億7000万円)で買われ、2012年から2年間をザルツブルクで過ごし、2300万ユーロ(約26億9000万円)でサウサンプトンに売却されている。
2番目は7200万ユーロ(約84億1900万円)の評価を受ける19歳のハーランド。2019年1月にモルデFKから移籍金800万ユーロ(約9億3500万円)で加入し、その1年後に2000万ユーロ(約23億4000万円)でドルトムントへ移籍した。
記事では、今冬にリバプールへ移籍した南野の名も登場。2015年冬に80万ユーロ(約9400万円)でセレッソ大阪からザルツブルクに移籍した南野は、2020年1月に850万ユーロ(約9億9400万円)でリバプールに売却。5年間の在籍で10倍に価値を上げたことになる。
ザルツブルクが売却した全11人の市場価格を合わせると、4億5300万ユーロ(約529億6800万円)。ザルツブルクがスカウティング力と育成力を有した優秀なクラブであることを証明していると言っていいだろう。
「スカイ・スポーツ」ドイツ版が挙げたその他の8選手は以下のとおり。
ハンガリー代表GKペテル・グラーチ(RBライプツィヒ) 2500万ユーロ/約29億2000万円
オーストリア代表DFシュテファン・ライナー(ボルシアMG) 1800万ユーロ/約21億円
フランス人DFダヨ・ウパメカノ(RBライプツィヒ) 3700万ユーロ/約43億3000万円
オーストリア代表DFマルティン・ヒンターエッガー(フランクフルト) 3100万ユーロ/約36億円
ブラジル人MFベルナルド(ブライトン) 800万ユーロ/約9億4000万円
ギニア代表MFナビ・ケイタ(リバプール) 4400万ユーロ/約51億5000万円
オーストリア代表MFコンラート・ライマー(RBライプツィヒ) 3400万ユーロ/約39億8000万円
オーストリア代表MFバレンティーノ・ラザロ(ニューカッスル) 2200万ユーロ/約25億8000万円
(FOOTBALL ZONE編集部)