メッシ、マラドーナ彷彿の“5人抜き弾”に再注目 「12秒で57mを移動した世紀のゴール」
19歳の2007年に決めた衝撃ゴールから13年、母国アルゼンチン紙が回顧
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、クラブ一筋で公式戦600ゴール以上を決めてきた。そのなかで、若き日のゴラッソの一つとして語り継がれているのが、13年前の4月18日に決めた5人抜き弾だ。
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13歳の時にバルセロナの下部組織に加入し、17歳でトップチームデビューを飾ったメッシ。19歳の2007年4月18日、本拠地カンプ・ノウで行われたスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)準決勝のヘタフェ戦で、前半28分に歴史が刻まれた。
元スペイン代表MFシャビ(現アル・サッド監督)から自陣右サイドでパスを受けたメッシは、すぐに相手2人からプレスをかけられる。だが、1人目を巧みなステップで、2人目を股抜きで抜き去ると猛然とドリブル突破を開始。トップスピードに乗ったメッシは、ペナルティーエリア手前で待ち構える相手DF2人の間を完璧なコース取りでぶち破ると、最後はヘタフェGKルイス・ガルシアもかわして右足でゴールに流し込んだ。
バルセロナ公式サイトでも、「5人ものライバルを蹴散らし、ルイス・ガルシアの守るゴールに突き刺す」として「マラドーナ的ゴール」と称されていたが、アルゼンチン紙「Ole」も「メッシがマラドーナ風ゴールを決めた日。13年前にカタログ化された“芸術作品」と回顧している。
記事では、当時の指揮官であるフランク・ライカールト監督が「メッシのゴールは真の芸術作品だった」と称賛していたことを紹介。「13年前、レオがヘタフェ戦で1986年のマラドーナのような魔法。12秒で57メートルを移動した世紀のゴール」と改めてその凄さを伝えている。
32歳となった今も衰えを見せないメッシは、新たなゴラッソを今後も決め続けてくれるだろう。